絶望の職業: 歯科技工士の労働実態 #ブラック体験

歯科技工士の悲鳴

どうも、歯科技工士歴20年の『KEI』です。
今回は、歯科技工士達の中で実際に起きているブラック体験の一例を紹介します。
 
心してお読みください。
 

「壊れたから無料で直して」

歯科技工士は、歯科医から依頼を受けて歯科補綴物を製作します。しかし、時には、ドクターから「壊れたから無料で直してよ」と無理な要求をされることがあります。しかも、「今日中に作って」とか平気で言ってくる...。

「歯科技工士は歯科医師の奴隷ではないのだ!働いた分の対価をちゃんと払え!」

「その価格ならもう仕事はだせない」

歯科技工士の仕事は、非常に細かい作業を要求されます。そのため、熟練度に応じて賃金が異なります。しかし、中にはかなりの低賃金で働かざるを得ない技工士がたくさんいます。作っても作っても利益が出にくいので、寝れない技工士は数知れず...

「1本銀歯を仕上げるのに3時間かかって800円」

ある技工士は、1本銀歯を仕上げるのに3時間かかって800円しか稼げないと語っています。これは、最低賃金よりも低い水準です。

「コンビニでバイトしてる方がよっぽどマシ!歯科技工士免許は国家資格やで!数百万払って専門学校に通ってようやく資格を取ったのにこの扱いですか!」

「結婚もできない」

低賃金のため、結婚や子育てに不安を抱える技工士も少なくありません。子供が出来ても家に帰る頃にはすでに子供は寝静まった後..。一緒にお風呂に入ったり、ご飯を食べたり、そんな当たり前の生活が送れないなんて事も...。

これらは氷山の一角

今回紹介したのは、技工士達の悲鳴の一部でしかありません..。もっとつらい体験をされている方はたくさんいらっしゃると思います。患者さんの笑顔のために、我々技工士は歯を食いしばって仕事をしているのです。

『歯科技工士に幸あれ』