歯周病のこわ~い話|「口は災いの元!?」

口は災いの元

不用意に発言すると自分自身に災いを招く恐れがあるため、言葉は十分慎むべきだという戒め

上記が一般的に言われている「口は災いの元」であるが、今回の記事は少し意味が違う。口腔環境を整えておかないと災いを招くという事だ。

歯周病は万病の元?



歯周病は国民の“7割”がかかっていると言われるほど身近な病気です。

実は、歯周病は口の中の病気だけではなく、全身に悪影響を及ぼしてしまう病気として近年の研究により指摘されています。

口の中の歯周病菌が血管に入り込み、血流にのって全身の組織や臓器に悪影響を及ぼすと考えられています。

歯周病に関係した主な病気は下記です。

これらの原因の1つとして“歯周病菌”が考えられています。

歯周病になると歯が抜けてしまうだけではなく、様々な病気を引き起こしてしまう可能性があります。これが『口は災いの元』と言った真意です。

皆さん、歯医者に行きましょう

前回の記事で口の中の金属の危険性を紹介しました。

kekechama.hatenablog.com

もしご自身の口の中に金属が入っていて、さらに歯周病も患っているというダブルパンチの方は、すぐにでも歯医者さんに直行した方がいいと思います。

近年では、歯科衛生士による口腔疾患の重症化予防も重視されるようになり、予防歯科がだいぶ定着してきているからか、私の職場でもなんとなく仕事の量が減ってきたように感じます。

誰も虫歯にならずに、我ら歯科技工士の仕事がなくなってしまうのは困りますが、皆さん、大変な事になる前に定期的に歯医者にはちゃんと通ったほうがいいですよ。